失はれる物語
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: 文庫
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短編集といった趣の一冊。収録されている「傷」という作品は映画「KIDS」の原作ということらしいですね。
なんか「王様のブ〇ンチ」とかいう番組を見てたら、「切なさの達人」とか言われてて、なんじゃそりゃ、とか思ったんですが、実際ここに収録されている作品は、それぞれが切なさに彩られていました。「幸せは子猫のかたち」という作品では、思わず落涙……。
その一方、「手を握る泥棒の話」とか「僕の賢いパンツ君」では思わず笑わせられたり、「ウソカノ」は内気な少年の妄想そのままだったり。
全編退屈する事無く読了できました。「マリアの指」はちょっとしたミステリっぽくもなってるし、いいもん読ませてもらいました。また乙一読んでみようかな。
とか言いつつ、こちらを買ってきました。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/02/08
- メディア: 文庫
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ちょっと読み進めてますが、まぁ楽しく読めてます。他の伊坂の作品と違い、張り巡らされた伏線とかはないですが、設定とかが面白いですね。
これも実は短編集?となっています。サクサク読めるのでこちらもお薦め。
やっと読了
- 作者: マークトウェイン,Mark Twain,中野好夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/12/16
- メディア: 文庫
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実際の話、この本を買ったのは10年近く前なんですけどね。積読もいいとこだ。
3人の子供の前に、不思議な少年が現れる。その少年は魅力的で、人の心を見抜く力を持ち、
また、何でも作り出せる力をも持っていた。
時空をも飛び回る能力も持っていたが、その力で彼が少年達に見せたのは如何に人間がくだらない生き物であるか、ということだった。
上のはおれによる粗筋です。非道いことこの上ねぇな。
いやでもね、そんな感じの内容なんですよ。「少年」はサタンという名で、実は天使(らしい)。天使にとっては人間の生き死にも特段関心のある事象ではないし、人間の歴史などたいした長さでもない。
この天使からの視点というのが独特で面白かった。というより、中二病患者だったらこんな思いを持つこともあるだろうなぁ、って感じではあったけど。
なに?マークトゥエインは中二病なのか?失礼だなぁ、おれ。
ちなみに最後は夢オチになりかけ、って感じで終わります。ミステリーでもなんでもないですよ。
ページ数は少ないので、ちょっとした間に読んでみるといいかもですが。
つかdrm
またこのカテで書くことが来るとは思わなかった。
天国、つかかなり楽しい現場に行ったあと、カフェでまったりしてたら(言うほどオサレなわけじゃないのは言わずもがな)、知人が「今代々木でdrmがライブやってるよ!」との報せを。
あぁは言ってますが、(無銭で)見られる機会があるなら見てみたいと思うのが人情(?)、ということで速攻代々木公園に向かってみました。
到着したら撤収するところでした。一曲も聴けねぇ。
偶然居合わせた知人から聞くと、「願い」は歌ってたということで(某所を見ると歌ってないね)、あとは知らない曲と言ってたので、多分配信されてる新曲なんでしょうね。iTMSで試聴したらどうにもこうにもな曲だったので買ってはいないのですが。
で、まだメンバーは周辺にいたので折角だから声をかけてこようと思い、若干姑息ながら新参つか一般気取りで「drmの皆さんですよね?」と声をかけてみた。
05「……はぁ」
なんだこの「だれだよてめぇこえかけんなよ」的なオーラは。
おれ「友達から聞いて駆けつけたんですけど」
04、07「ありがとうございますぅ」
これだけでしたね。06の顔は見てもいません。多分こっちを向いてもなかったんじゃね?03はマイペース気味なんで、どうしてようとまぁ気にしちゃいませんが。
友人知人に聞いてみたところ、おおよそ5曲くらいやったところで終了したらしく。最後に撤収する時には「ありがとうございました」とかも無しで立ち去ったらしいよ。
SdQって感じですね。
結局何がしたいのか分からないです。シークレットならシークレットでいいんですけどね。逆に言えばシークレットにする意味が分からないわけで。シークレットにするのはヲタ排除のためだけだとしたら、そのためには機能しているかもしれないけど、新たなファンを掴むためには機能してないでしょ。たった5曲くらいやってソッコー帰るとかじゃ。
他に路上で歌ってる人たち見てみなよ。君らに比べたら、そりゃファンも少ないだろうし、チャンスにも恵まれてないかもしれない。
けど、それを掴むための努力をしてるんだよね。そのために毎週のように代々木に来ては、歌ったり、時には注意されたりして、それでもファンを増やそうと努力してる。
君らは言ってしまえばベースのファン(drmヲタの方々)の存在に甘んじていながら、反面切り捨てようとしてるわけですよ。新規ファン開拓を目論んでいたとしても、効果的ではないやり方をしてるようだし。
新規も取れない、既存も無くすじゃ、目も当てられませんがね。
営業やってるおれとしては自分自身耳が痛てぇけど。
ポキン金太郎、って感じで心が折れて(何度目だ?)、一旦自室に戻った後、夕方から別の現場に行ってきました。
いやはやこれがまた楽しかった!詳細は書かないけど、何処かの誰かさんなんかより万倍楽しい現場ってのは存在するわけで。当然楽しい方を選びますよ。つーことで。
チーム・バチスタの栄光
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 文庫
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面白いですね!ここしばらくミステリーばかり読んでまして、友人が薦めていたのもあって買ってみたんですが、いやぁ、楽しめました。
医療現場に実際に携わる作者だからこそ描けるような描写だったり、問題提起だったり。その中で起こる事件を追及していく主人公の田口。途中からパートナーとして加わる白鳥の強烈な個性も、作品のテンポを形成していて面白い。
文庫版で上下巻に別れているのが若干面倒なところもあるけど、この構成を考えるとそれもありなのかな。
さて、次はこれを読み始めました。
- 作者: マークトウェイン,Mark Twain,中野好夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/12/16
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昔買って、いわゆる積読だった本です。先ほどまで読んでいた「バチスタ」なんかに比べると、いかにも翻訳された文章、って感じの文章が読みづらい……。
Xbox360気狂い
読書がなかなか進まないのは、Xbox360(通称:箱◎)の所為だと言えよう。
去年の年末に発売されたこちらのソフト
コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア - Xbox360
- 出版社/メーカー: アクティビジョン
- 発売日: 2007/12/27
- メディア: Video Game
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描かれるグラフィックの緻密さとか、ゲーム性の高さとか、演出とか、いちいち凄い。
色んな賞を獲得したのも分かりますわ。
で、とりあえずこちらのキャンペーン(いわゆるソロモード)はクリアしたので、ボチボチオンラインでの対戦をやっているんですが、そんな中、もう一本ソフトを買ってしまいました。
キングダムアンダーファイア:サークルオブドゥーム(初回生産限定版:「携帯電話デジタルプレミアム」ダウンロードカード同梱) - Xbox360
- 出版社/メーカー: 日本マイクロソフト
- 発売日: 2007/12/13
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箱◎最高!
生首に聞いてみろ
- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 文庫
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先般の「XX」を読み終えてからこちらにかかりっきりではいたんですが、全然読み終わらなくて。まぁ読む時間を作らなかったってのもあるんですけどね。
内容的には、まぁミステリーですよね。推理小説、っていうのでしょうか。ディスイズ推理小説、っていうか。誰が犯人か、色々考えながら読むわけですが、犯人に当たりそうな人物が少ないので、後は動機とか犯行手口とか、そういったものを推理していくわけですかね。
なんちゅうかかんちゅうか、おれはマトモな推理小説を読むことに慣れていないようです。事件の発生から解決までのドキュメントを見ている傍観者としての立場でしかない。そういう読み方しか出来ないようです。
感想。面白かったんですけど、この作品の中で行われた全ての犯罪についての動機がちょっと弱いような気が……。「それだけのためにこんなことするの?」的な。
殺人ってのは、下手をすれば人生を棒に振ってしまう行為なわけです。そりゃ当たり前で、ある誰かの人生を停めてしまう訳ですからね。そんな理由でそれだけのリスクを犯すなんて……みたいな感想がちょっと湧いてきました。
まぁ最近はそういうことを考えずに人を殺す馬鹿も増えてますけどね。嫌な時代です。
私利私欲、些細な原因で人を殺すようなヤツは、自分を殺せば一番いいんですよ。「誰でも良かった」とかさ、じゃあ自分でいいじゃん。
なんかスゲェ話が飛びました。うーむ、またこの人の小説を読むかというと微妙だな。
今はこれを読み始めてます。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/11/10
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というわけでもないですが。
- 作者: 上甲宣之
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/05/27
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旅行で訪れた山奥の温泉地、そこは怪しい村だった―。女子大生しよりと愛子を次々に襲う恐怖の事件。今すぐ脱出しなければ片目、片腕、片脚を奪われ、“生き神”として座敷牢に一生監禁されてしまうという!?頼りの武器はケータイのみ!二人は生きて逃げ出すことが出来るのか。第1回『このミス』大賞で最大の話題を呼んだ、息つく暇さえない携帯電話ホラーサスペンスの最高傑作。
「最高傑作」なんて煽りは多くの小説に用いられるだろう文句なので、特段気にもかけませんが、面白そうなので買ってみました。
携帯がどう物語に、トリックに絡むのかなぁ?なんて思ってたんですが、それほど重要な役割を果たしているような気はしませんでした。携帯と土着的な儀式という、若干のミスマッチが面白かったりもしましたが、後半はアクション映画のごとき展開。ただ、誰を信じて良いのか分からなくなっていく進め方は読んでてハラハラ出来ました。まぁ時間つぶしにはよかったかな、なんて。