木島日記(1)

木島日記 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

木島日記 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

スゲェ今更ながら、読んでみました木島日記。「オクタゴニアン」を読んで高まったもんで、ずーっと気になったまま買わずにいたこの作品を読んでみる事にしました。ちなみに両作品とも原作は大塚英志ですね。
大塚ならではの、民俗学とオカルトをこきまぜた世界観はやっぱりおれのツボですね。今作でも「人魚」「ロンギヌスの槍」「サヴァン症候群」「ムー大陸」などなど…。
狂言回しは民俗学者折口信夫。大塚自身が民俗学者ですからね。「オクタゴニアン」には柳田國男が出てきましたし。民俗学フォークロアとオカルトと戦時中の日本の闇の部分とかがメルティングポットにダンクシュートといった感じの氏の世界観は大好きです。
森美夏による作画も、「黒鷺…」とか「多重人格探偵サイコ」などに通じる雰囲気を持っていて、おれは好きですね。もっと早くに読んでおけばよかった。