エマ (5)

エマ (5) (ビームコミックス)

エマ (5) (ビームコミックス)

アニメ化もされることになった、森薫先生によるメイドさんマンガ。ご存知の方も多いと思いますが、『萌え』を喚起させる機能性のみに特化して、物語性などがスポイルされてしまったいわゆる「メイドもの」とは一線を画しているこの作品。素晴らしいです。メイドという対象への、純粋で深い愛情に突き動かされて生み出されているとしか思えません。
どれくらい素敵かというと、エマがメイド服に着替えるシーンで4ページ使ってるくらい素敵です。『メイド属性』と呼ばれるものの多くが、メイド服の意匠に対してのみの愛情以上に、そこから想起させられる自分とメイドとの関係性(主従関係)に魅力を感じているのだと思われますが、この作者はただひたすら『メイドさん』と、『メイドさんがいる環境』が好きなんでしょうね。その情熱はひしひしと伝わってきます。
しかし今回はいいシーンがあったなぁ…。ちょっと感動した。