巨乳ドラゴン(著・三家本礼)

巨乳ドラゴン (ぶんか社コミックス)

巨乳ドラゴン (ぶんか社コミックス)

『エマ』のある種ストイックな空気を満喫した後は、一気に不謹慎度満点のこちらの作品。
この作者は以前『ゾンビ屋れい子』という作品を描いてまして、こちらは死体をゾンビ化出来る主人公の少女れい子が仲間と出会って敵を倒して…いつしかジョジョになってしまったスプラッターホラー漫画だったんですが、今作の舞台はいきなりストリップバーですよ(このサイトの数少ない女性読者ドン引き)。舞台は変わっても、題材はゾンビもの。よっぽどゾンビ好きですねこの人。ゾンビ映画でもよくありますが、なんだかよくわからないけどいつの間にか人々がゾンビになっていた、みたいな。で、そのゾンビが主人公たちの働いているストリップバーを襲撃してきたわけですね。てゆーか、このマンガ主人公が途中で変わります。主人公だと思ってた娘があーなってこーなって、違う娘が主人公みたいな行動を取り出して…。ってなこともあって、結構めちゃくちゃです。まぁこの人の作品はこんな感じだけどね。『れい子』も1、2巻で主人公死んだりしたし。
ちなみにこのマンガ、残酷描写(っても首を切断されるシーンだけど)がマズイってんで一度発売中止の憂き目にあいそうだったんですが、違う出版社から出版されることになったというちょっとワケありの作品だったりします。こういう抗議する団体って、ホントどうかと思うなぁ。最近のHxHでの自主規制(首が飛ぶシーンとかにベタ塗ってるよね)も止むを得ないのかなぁ。ぶっちゃけ手抜きかと思ってたけどね。
とりあえず、下品なのとか血塗れなのとかが嫌いな方にはお薦めできません。が、そういったのがお好きな方は…。『ゾンビ屋れい子』から読むことをお薦めします。