ヴィンランド・サガ(作・幸村誠)

ヴィンランド・サガ(1) (講談社コミックス)

ヴィンランド・サガ(1) (講談社コミックス)

なんかリファラ見たら、結構このワードで飛んできた人がいたみたいなんで、申し訳程度にでも感想などを。
物語の舞台は11世紀のアイスランド。歴史上の人物である、レイフ・エイリクソンが登場することからも伺えるように、史実を基にして描かれた物語なんですね。
ちなみに表題にある『ヴィンランド』とは、北米大陸(だと思われる)とのこと。上のレイフ・エイリクソンが『ヴィンランド』を見つけた話が劇中でも語られます。
物語は、フランク王国領でのフランク族同士の争いに、ヴァイキングが参戦するところから始まります。そこで登場するトルフィンと呼ばれる少年が、恐らく主人公になるんでしょう…。このフランク族の争いのくだりから、時間がさかのぼり、トルフィン少年がさらに小さかった頃、10年前の話が語られていきます。現在連載でもこの昔語りが続いているんですが、このペースで続けていくと、かなりの長編になるんじゃないかという気がしてきました。ちなみに掲載誌は少年マガジン。おれはマガジンでは『絶望先生』『はじめの一歩』『クロマティ高校』そしてこの作品しか読まないんですが、他の「萌え」に特化したような作品などに比べると、この『ヴィンランド・サガ』は明らかに浮いています。多分アフタヌーン誌あたりが妥当な感じ。あぁ、そういえば幸村氏の名作『プラネテス』はモーニングだったか。
優れたストーリーテリングと、独特の画調、雰囲気を持つ氏の作品。くれぐれも志半ばにして連載終了という憂き目を見ないことを祈ります。