さやぽ「線香花火」インプレッション

m-makino2005-09-15

誰この超絶美少女!てなわけで、さやぽがとてもかわいいというようなことを書いてみたいにゃー。「線香花火」からではなく「I Love dream World」PVからのキャプというのがなんともですが。
ということで、何周か聴きましたので感想めいたことを書いてみたいと思います。
一曲目「線香花火」。イントロのストリングス込みで「線香花火」とクレジットしてあるんだけど、とりあえずあのストリングスは「intro」みたいなカタチで別の曲扱いにしても良かったのじゃないかと思った。ゆったりとした曲調で、さやぽの伸びやかなロングトーンが堪能できます。夏の終わりの線香花火のような切なさを感じさせる…ってか、歌詞の中に「君の死」とか「腕の傷」とかいった言葉が出てきて、かなり重い曲だなぁなんて。
二曲目、「夕凪の下の秘密基地」。今作もDAIプロデュースなんですが、D・A・Iが作曲してるのはこの曲だけ(しかも「+D・A・I」みたいなクレジット)。で、さすがD・A・Iといった感じのイントロの歌いだし。和楽器によるアレンジになっているけれど、ロックアレンジすれば普通にD・A・Iの曲として聞こえそう。ちょっと難を言えば、琵琶の音がしつこいかな。
三曲目「校庭に伸びる影絵」はインスト曲。次の曲を導く役目になってます。
四曲目、「草笛と雲の峰」。全体的に今回のアルバムは落ち着いた曲調が多くて、まったりした感じになってます。そんなまったりした曲調の中でも、この曲はさやぽの声質やキャラクターに合った感じの素敵な曲になっていると思います。暗い歌詞とかはさやぽには似合わないように思うんですよね。なんとなく雰囲気的には前作の「地区予選」みたいな感じかな。
五曲目、「通学路の水溜り」。「草笛…」とセットになるような印象の曲。そう考えると、「校庭…」「草笛…」「通学路…」の三曲で一つの物語になるんじゃないかな、なんて想像してみる。
六曲目、「防波堤に並べた約束」。サビのさやぽの声が…あぁ、いいなぁ。さやぽの透き通った声が、なんとも言えない切なさを醸し出しています。多分本人に会ったらこの曲が好きだと伝えると思います。
実質最後の曲となる七曲目は「祭りのあと」。ピアノのみのシンプルなイントロ。しばらくはそのピアノをバックにさやぽが歌い、後半から尺八が加わるという、やはりシンプルなアレンジ。うーん、シンプルすぎるなぁ。
最後の曲は「門出に添える唄」。「唄」って、インストだし、さやぽ歌ってないし。アルバム付属のDVDのエンドロール時に流れる曲ですね。しかし「門出」って言葉に微妙に反応してしまうなぁ。まぁ学業の卒業も近づいてきたということもあるから、ということにしておきます。
アルバム全体の印象としては、ちょっとアレンジの幅が狭いかな、というところですかね。和テイストにこだわるのは良いんですが、もうちょっと柔軟にしてもよかったのでは。「惜春」の時くらいアレンジに幅があればなぁ、と思ってしまったり。
ただ、当然ですがさやぽの声はこれ以上ないくらいに堪能できます。歌唱力、表現力も定評があるさやぽですから、ヴォーカルに関しては安心して聴いていられますね。
とは言いながらも、やっぱり「dreamのさやぽ」としての歌声も聴きたいですよ。