というわけでもないですが。

そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)

そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)

なんか「このミス」がどうのこうのと書いてあると、とりあえず手を伸ばしてみるようになってしまいました。

旅行で訪れた山奥の温泉地、そこは怪しい村だった―。女子大生しよりと愛子を次々に襲う恐怖の事件。今すぐ脱出しなければ片目、片腕、片脚を奪われ、“生き神”として座敷牢に一生監禁されてしまうという!?頼りの武器はケータイのみ!二人は生きて逃げ出すことが出来るのか。第1回『このミス』大賞で最大の話題を呼んだ、息つく暇さえない携帯電話ホラーサスペンスの最高傑作。

「最高傑作」なんて煽りは多くの小説に用いられるだろう文句なので、特段気にもかけませんが、面白そうなので買ってみました。
携帯がどう物語に、トリックに絡むのかなぁ?なんて思ってたんですが、それほど重要な役割を果たしているような気はしませんでした。携帯と土着的な儀式という、若干のミスマッチが面白かったりもしましたが、後半はアクション映画のごとき展開。ただ、誰を信じて良いのか分からなくなっていく進め方は読んでてハラハラ出来ました。まぁ時間つぶしにはよかったかな、なんて。