生首に聞いてみろ

生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)

生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)

なんとなく猟奇的なタイトルと「このミス」(またか)という言葉に釣られて買ってみました。
先般の「XX」を読み終えてからこちらにかかりっきりではいたんですが、全然読み終わらなくて。まぁ読む時間を作らなかったってのもあるんですけどね。
内容的には、まぁミステリーですよね。推理小説、っていうのでしょうか。ディスイズ推理小説、っていうか。誰が犯人か、色々考えながら読むわけですが、犯人に当たりそうな人物が少ないので、後は動機とか犯行手口とか、そういったものを推理していくわけですかね。
なんちゅうかかんちゅうか、おれはマトモな推理小説を読むことに慣れていないようです。事件の発生から解決までのドキュメントを見ている傍観者としての立場でしかない。そういう読み方しか出来ないようです。
感想。面白かったんですけど、この作品の中で行われた全ての犯罪についての動機がちょっと弱いような気が……。「それだけのためにこんなことするの?」的な。
殺人ってのは、下手をすれば人生を棒に振ってしまう行為なわけです。そりゃ当たり前で、ある誰かの人生を停めてしまう訳ですからね。そんな理由でそれだけのリスクを犯すなんて……みたいな感想がちょっと湧いてきました。
まぁ最近はそういうことを考えずに人を殺す馬鹿も増えてますけどね。嫌な時代です。
私利私欲、些細な原因で人を殺すようなヤツは、自分を殺せば一番いいんですよ。「誰でも良かった」とかさ、じゃあ自分でいいじゃん。
なんかスゲェ話が飛びました。うーむ、またこの人の小説を読むかというと微妙だな。
今はこれを読み始めてます。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

ちょっと読んだ感じだと、読みやすくておれの好きな感じ。まぁボチボチと読み進めます。