仮面ライダー響鬼・最終之巻 「明日なる夢」

えーと、いきなり一年後ってテロップではじめるのは…どうなの?
オロチとのバトルは描かずに、後日談で、と言うのはやり方としてわかるんだけど、結局詰め込みきれなかったって感じがしてしまうのがなんとも。
かませ犬と思っていた桐矢が、結局ヒビキさんの弟子として残ったりとか、もっちーがいきなり魔化魍にさらわれたりとか、洋館の男女も実はクグツだったとか。この辺色々言いたい事もあるけど、まぁ野暮なことは言わずに。って充分言ってるか。
明日夢くんが医者を目指してヒビキさんの元を離れて、ってのはいいんですよ。ヒビキさんの「自分の生きる道が決められないやつに、なんの人助けができるんだ?」という言葉を受け、自分なりに考えて出した答えが医者への道だと。それはいいんですけど、それ以来ヒビキさんに会いづらくなっている、ってのがどうもね…。
それがあるから、最後のシーンも素直に感動できませんでした。いや、感動はしたんですけど、どこかで引っかかってる、っていうか。
明日夢くんを主人公として描かれていく仮面ライダーという試みは、とても面白かったと思います。最初のうちは…。結局後半でいつものライダー路線になってしまったのは、やはり残念と言わざるを得ないでしょう。
脚本が三十之巻から井上氏に変わって、脊髄反射的に井上批判をしている人たちを見て、大人気ないなぁと思ってました。
が、全話を見た今なら、言ってもいいですよね?やっぱり井上脚本だな、と。
ただ、キャストの皆さん(中村くんを除いてみる)はがんばっていたと思います。特に細川さんはこれからキツイと思いますが、ぜひともがんばっていただきたいと思います。
明日夢くん(とちはらくん)はこれから色々なところで観ることになりそうだなぁ。明日夢くんの好感の持てる演技は素晴らしかったと思います。ところで、とちはらくんはトレイトなんだよね?イブキ君(渋江くん)はブログでいつでも会えます。ザンキさんは…昼ドラに出るかもなぁ。
とにかく、一年間、お疲れ様でした!!
カブトはどうなんじゃろかー。次回予告でお兄ちゃん!とか叫んでた女の子が気になりましたが。