BUMP OF CHICKEN 『プラネタリウム』

プラネタリウム

プラネタリウム

お次はバンプの新曲をば。この曲はあれですね、発売前に『bridge』誌にて渋谷陽一が藤原君に色々インタビューしてて、その時おれは曲を聴いてなくて、凄い悔しい思いをしたやつですね。
まぁそれはおいといて、『プラネタリウム』ですよ。歌い出しが「四畳半を拡げたくて…」で、手作りプラネタリウムを作って、といった内容なんですが、「四畳半」というミクロな視点から、「宇宙」というマクロな視点に広がっていくようで、実はそんなことではないのが藤原君の上手いところ。手作りのプラネタリウムに刻んだ、新しい星を、自らの夢に見立てているんですね。叶うことはないと思いつつも、思わずその夢を追ってしまう、眩しい夢。うむう、切ない。
イントロのクリアなギターやチャイム(?)系のキラキラしたサウンドが、星たち=プラネタリウムを思い起こさせて、優しく歌いつづられるメロディーが心に染み入ります。素敵な曲ですね。
カップリングの『銀河鉄道』は雰囲気的には、『オンリーロンリー…』のカップリングの『睡眠時間』に近い感じかな。しかしこの歌詞も切ないなぁ。乗り物の違いはあれど、『乗車権』を思い出したりもしますね。曲調は全然違うけど、ちょっと近いことが歌われてるかもしれない。
で、こんな切ない曲の後に隠しトラックで『いか』ですよ。またバカ全開。ある意味救いなのかもしれないけどね。前の二曲だけだと切なさ炸裂過ぎるからね。